11月に入り、夏から急に冬になったと感じる人が多いいと思います。2週間前までは、半袖で過ごしてた方がほとんど。急いで衣替えをしている人もいるでしょう笑
季節の変わり目で体調を崩す人が増えることが考えられます。さらに冬は乾燥しやすくインフルエンザなどの病気が増える時期でもあります。
薬膳では冬は「腎(じん)」を守り、体を温めてエネルギーを蓄えることが大切とされます。今回は冬の特徴、取り入れたい食材、簡単レシピ、そして体を優しく温める冬の飲み物を紹介します。
冬の特徴と薬膳での考え方
冬は「陰(静)」が極まり「陽(活動)」が弱まる季節。自然も静まりエネルギーを蓄えるように、人の体も消耗を抑えて内側を整えることが重要です。
冬の体の傾向
- 手足が冷える
- 代謝が落ち、むくみやすくなる
- 乾燥による肌荒れ
- 気分が落ち込みやすい
薬膳で重視する「腎(じん)」とは
腎は「生命の根(エネルギーの貯蔵庫)」とされ、成長・老化・ホルモンや免疫に関わります。冬は腎を補い、体を温め守ることが基本です。
冬に取り入れたい薬膳食材
体を温める「温性」食材
例:しょうが、にんにく、ねぎ、にら、シナモン、唐辛子 — 冷え対策に。
「腎」を補う黒い食材
例:黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ひじき、海藻類 — 冬の養生に。
血を養う食材
例:なつめ(ナツメ)、クコの実、レバー、ほうれん草、にんじん — 冷えによる血行不良に。
おすすめ!冬の薬膳スープ
黒豆と鶏肉のぽかぽか薬膳スープ(2人分)
材料:
- 鶏もも肉100g
- 黒豆(茹でまたは水戻し)大さじ2
- しょうが1片
- 長ねぎ1/2本
- 水600〜800ml
- 塩少々
作り方:
- 鶏肉と黒豆を軽く炒め、水・しょうが・ねぎを入れ20〜30分煮込む。
- 塩で味を整えて完成。
冬の飲み物:温かくて体にやさしいレシピ集

食事だけでなく、飲み物で体を温めることは冬の基本ケアです。ここでは薬膳視点で「温める」「補う」「潤す」効果を意識した簡単ドリンクを紹介します。
1)しょうがはちみつレモン(体を温める)
効果:しょうがの温性で冷えを和らげ、はちみつで喉とエネルギー補給。
材料(1杯分):
- すりおろししょうが小さじ1
- はちみつ小さじ1〜2
- レモン汁小さじ1
- 熱湯200ml。
作り方:
- カップにしょうがとはちみつを入れ、熱湯を注ぎレモン汁を加えて混ぜる。寒い朝や仕事の合間に。
2)なつめ(ナツメ)とクコの実の温茶(血を養う)
効果:なつめで血を養い、クコの実で栄養をプラス。やさしい甘みで飲みやすい。
材料(2杯分):
- なつめ(乾燥)2個
- クコの実小さじ1
- 熱湯400ml。
作り方:
- なつめは半分に切るか軽く潰しておく。
- 耐熱ポットに材料を入れ熱湯を注いで10〜15分蒸らす。
- 好みではちみつを少量追加。
3)シナモン&アップルホット(体を温めてほっこり)
効果:シナモンは温性で血流を促し、りんごの自然な甘みで満足感が得られます。
材料(2杯分):
- りんご1/2個(薄切り)
- シナモンスティック1本
- 熱湯400ml
- はちみつ少々(好みで)
作り方:
- 耐熱ポットにりんごとシナモンを入れ熱湯を注いで10分ほど。
- シナモンスティックは置いたままでも取り出してもOK。
4)黒豆きなこラテ(腎を補い満足感◎、ノンカフェイン)
効果:黒豆で腎を補い、きなこのたんぱくでほっこり。牛乳や豆乳で栄養アップ。
材料(1杯分):
- 黒豆茶(または黒豆の煮汁)150ml
- 温めた豆乳150ml
- きなこ小さじ1
- はちみつやメープル少々
作り方:
- 黒豆茶を用意し温めた豆乳と混ぜ、きなこを加えてよく溶かす。甘みはお好みで。
飲み物の取り入れポイント
- 常温〜温かい飲み物を心がける(冷たい飲み物は胃腸を冷やす)。
- 生の香辛料(しょうが、シナモン)は少量から始めて体調を見ながら調整する。
- 砂糖を多く使わず、素材の甘みや少量のはちみつで満足感を出すとヘルシー。
冬に意識したい生活習慣(簡単な養生法)
- 早寝・遅起きでエネルギー消耗を抑える(夜はゆっくり体を休める)。
- 首・腰・足首「三首」を冷やさない。マフラーやレッグウォーマーを活用。
- 温かいスープや温ドリンクを毎日1杯取り入れる習慣をつける。
- 軽めの運動・ストレッチで血流を促す(室内でもOK)。
注意事項(補足)
この記事は薬膳的な視点からの養生提案です。特定の病気の診断や治療を目的とするものではありません。持病がある方、妊娠中・授乳中の方、薬を服用中の方は、飲食の変更や強い香辛料の使用を始める前に医師や専門家に相談してください。
まとめ|冬は“温めて蓄える”季節
冬は無理に動くより、内側を温めて整える時期。
温性食材や黒い食材で「腎」を補い、毎日の温スープや温ドリンクで体を守りましょう。
小さな習慣の積み重ねが春の軽やかさにつながります。
運動やストレッチも取り入れ、厳しい冬の寒さに負けない体づくりをしていきましょう!

