なつめは「1日3粒で老い知らず」といわれるほど、女性にうれしい薬膳食材です。古くから滋養強壮・美容・精神安定の果実として知られ、「気」と「血」を補い、体の内側から元気と穏やかさを与えてくれます。
なつめの基本情報
- 分類:果実類(クロウメモドキ科)
- 性質(性味):甘・温
- 帰経:脾・胃・心
- 主な効能:補中益気・養血安神・緩和薬性
なつめは「気(エネルギー)」と「血(栄養)」を同時に補う貴重な果物です。体をやさしく温めながら、胃腸を養い、血の巡りを良くすることで、疲れ・不安・冷え・肌荒れなどに働きかけます。
薬膳的な効能
① 血を養い、貧血や冷えの改善に
なつめには「養血(ようけつ)」作用があり、血を増やし、めぐりを整えます。特に女性の月経不順、冷え、顔色の悪さなどにおすすめです。血が満ちると、肌のツヤや心の落ち着きにもつながります。
② 気を補い、疲労回復に
「補中益気」といって、胃腸を整えながら全身のエネルギーを底上げします。食欲不振や倦怠感、虚弱体質の改善に役立ちます。
③ 心を落ち着かせる
なつめは「安神(あんじん)」作用があり、ストレスや不眠、不安を和らげます。イライラや情緒不安定なとき、穏やかに気持ちを整えてくれる果実です。
なつめの使い方と調理のコツ
- 薬膳茶:なつめをスライスしてお湯に浸す。甘みと香ばしさでリラックス。
- スープやおかゆ:鶏肉・クコの実・生姜と一緒に煮込むと滋養たっぷり。
- デザート:甘露煮やなつめシロップは、美容ドリンクにも応用できます。
乾燥なつめは、ぬるま湯で軽く戻してから調理するのがおすすめ!種を取り除くと食感がやわらかくなり、他の食材とも馴染みやすくなります。
一緒に使うと良い食材
- クコの実:目の疲れ・美容サポートに。
- 生姜:冷え改善と巡りアップ。
- 黒豆:補血と女性バランスの調整に。
注意点
甘味が強く、糖質も多いため、糖尿病など血糖値が気になる方は量に注意しましょう。1日2〜3粒が目安です。
まとめ
なつめは、心と体を同時に癒す「やさしい薬膳果実」。疲れや冷えを感じたときに、温かいなつめ茶を一杯。からだの芯から、やさしく整っていくのを感じられるでしょう。
POINT:なつめは「血」と「心」を同時に整える食材。美と穏やかさを保ちたいときの味方。

