黒胡麻は、古代から「長寿の妙薬」と呼ばれるほど栄養価の高い食材です。薬膳では「腎(じん)」を養い、老化予防・美髪・美肌・便通改善など、全身を若々しく保つ働きがあります。日常の食事に取り入れやすい“黒のスーパーフード”です。
黒胡麻の基本情報
- 分類:種実類(ゴマ科)
- 性質(性味):甘・平
- 帰経:肝・腎・大腸
- 主な効能:補肝腎・潤燥通便・養血
黒胡麻は「肝」と「腎」を同時に養う珍しい食材。肝は血と情緒のバランスを司り、腎は生命エネルギーの源。これらを補うことで、体の内側から活力とツヤを与えます。
薬膳的な効能
① 髪・肌の潤いを保つ
黒胡麻には「補血」と「潤燥(じゅんそう)」の作用があり、乾燥や老化による髪・肌のトラブルを防ぎます。抜け毛、白髪、乾燥肌の改善におすすめです。
② 便通を整える
豊富な脂質と食物繊維が腸を潤し、「通便(つうべん)」作用を発揮します。便秘体質の方や乾燥による腸の不調に良いサポートとなります。
③ 老化予防・エイジングケア
黒い色の食材は「腎」を補うとされ、黒胡麻もその代表格。腎の衰えによる疲労、耳鳴り、腰痛などの改善に役立ち、若々しさを保つ働きがあります。
黒胡麻の使い方・調理のコツ
- 炒り胡麻:香ばしく炒ってから摺ると吸収率がアップ。
- 黒胡麻ペースト:豆乳やヨーグルトに混ぜて美容ドリンクに。
- 黒胡麻粥:米と一緒に煮て、胃腸にやさしい朝食に。
- 黒胡麻おにぎり:手軽に腎を補う毎日の薬膳。
「すりごま」にすると栄養の吸収がよくなります。オイル成分が酸化しやすいため、少量ずつ炒って使うのがベストです。
一緒に使うと良い食材
- 黒豆:腎を強めて老化予防をさらにサポート。
- なつめ:血を補い、全身に潤いを届ける。
- はちみつ:腸を潤し、黒胡麻の働きを高める。
注意点
体に湿が多い人(むくみ・下痢など)は、摂りすぎると消化不良を起こすことがあります。1日大さじ1〜2杯を目安に。
まとめ
黒胡麻は、腎を養い、潤いを与え、体の内外から美しさを育てる食材です。日々の食卓にひとふり加えるだけで、ゆるやかに整う薬膳習慣が始まります。
POINT:黒胡麻は「腎」と「血」を養う黒のスーパーフード。髪・肌・潤いを守り、若さを支える味方。

